これからの時代の支払いにスマートフォンは欠かせなくなります。身近なコンビニエンスストアでもスマートフォンでのQRコード・バーコードを利用した決済サービスの一斉対応を発表しており、他にも様々な業種で一早く導入し、集客に一役かっている店舗やサービスが急増しています。まだまだセキュリティの心配がありますが、今後間違いなく需要が拡大していくことは明らかです。
PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」でのセキュリティー問題
最近ではPayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」が話題になっていますね。
PayPayでは2018年12月4日9:00~2019年3月31日23:59「100億円あげちゃうキャンペーン」を開催。期間中、PayPay加盟店にて決済での支払いに対し、PayPay決済利用金額の20%相当のPayPayボーナスを還元し合計100億円に達した時点で終了というものです。大好評すぎて早くも10日で終了。
「好評につき、100億円あげちゃうキャンペーンは、12月13日(開始から10日間)で100億円相当に達したため終了いたしました。
皆様に予想を上回るご愛顧をいただきまして、誠にありがとうございます。」 PayPay
と、集客アイデアのひとつとしてご紹介しようとしている矢先こんなニュースが飛び込んできました。
スマートフォンのQRコードを使った決済サービスには、ペイペイのほかにもIT大手が相次いで参入している。現金を使わないキャッシュレス決済は今後も普及が見込まれるが、信頼性確保が課題となりそうだ。2018年12月18日 08時58分 Yomiuri Online
セキュリティーは一番の要ですから業界全体でそれぞれ早急な対策や見直しが打たれることでしょう。
心配は尽きませんが時代の流れとして今後スマートフォンでQRやバーコードを利用しての簡単な決済方法が浸透していくのは間違いありません。
目次
男女とも15歳から50代までの7割以上がスマートフォン所持
スマホの所持率は年々増加しており、スマホ無くして日々の生活も不便極まりないと感じる世の中になりつつあります。
また同時に、スマホでの決済も年々その種類を増やし、人々に浸透しつつあります。
男性は50代までは大よそ8-9割台にあり、60代でも5割近く、女性では20代の92.3%がピークでそれ以降は年とともに漸減していくが50代まででは7割を超え、60代でも6割近く。端的に表現すれば「男女とも15歳から50代までは7割以上がスマートフォンを持つ時代」とでも表現できようか(今件調査対象母集団は70代以上は対象外なので、全体像では79.4%からもう少し低くなるが)。
<ガベージニュース スマートフォン所有率は79.4%にまで躍進(最新)>より
さらに高齢化社会が確固たるものになるとき、ネットショッピングの便利さはシニアにとって救いとなるに違いありません。
60代以上のスマートフォン利用者も少しずつ拡大している昨今、この60代が身体的に外出や遠出が困難になる時代までにお金を使いやすい環境に整えておくことは
未来の経済効果にも大きな影響をもたらすに違いありません。
10代・20代のスマホ最前線世代ではより新しいものを取り入れることに抵抗が少ないので便利なサービスであれば一早く導入することで他店と差別化できるかもしれません。
キャッシュレス時代は「より楽に」「より簡単に」「より大きな還元率」へ
現金払いの時代からクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、電子マネーと、世の中どんどんキャッシュレスな時代へ変貌を遂げました。
これからは同じキャッシュレスでも、より楽に、より簡単に、より大きな還元率などが重要なキーとなってくるでしょう。
スマートフォンのアプリで買物しそのまま会計し、実店舗でもスマホで決済できる。コンビニエンスストアでは小銭代わりにポイントで払う、などどんどん身近になっており現金払いでは得られないポイントの価値がより見直されていくでしょう。
客が気軽に利用するコンビニは、早くもスマートフォンとQRやバーコードを利用した決済サービス対応に乗り出しています。
ファミリーマートは、スマートフォンとQR・バーコードを利用した決済サービスに一斉に対応する。11月から一部店舗が対応を開始し、12月4日から全店舗で利用できるようになる。対応するサービスは、d払い、LINE Pay、PayPay、楽天ペイ。また、一部店舗ですでに対応しているAlipay、WeChat Payについても、2019年1月下旬からは全店舗で利用できるようになる。<ケータイ Watch ファミリーマートがスマホ決済6種類に一斉対応>より
QRコード読み取り方法は2種類
QRコード決済の方法は2種類。客側がQRコードを表示し店側が読み取る場合と、店側がQRコードを表示し客側が読み取る場合があります。いずれも客側のスマートフォンに専用アプリがダウンロードされていることが条件となります。
客側がQRコードを表示する場合
客側のアプリでQRコードを表示し、店舗用アプリで読み取って決済する手法は、「Yahoo!ウォレット」や「LINE Pay」、「楽天ペイ」などで採用されています。楽天ペイのようにQRコードと共にバーコードが表示される場合は、レジのスキャナーでバーコードを読み取って決済することもできます。
店側がQRコードを表示する場合
店舗が表示するQRコードをお客様が読み取る方法もあります。「Origami Pay」では、店舗用アプリに表示したQRコードを、お客様がスマホで読み取って支払いを完了させます。「Pay ID」の“商品QRコード”のように、商品ごとに金額を設定したQRコードを印字して、お客様に読み取ってもらう方法もあります。
QRコード決済の5つのメリット
①クレジットカード決済より導入費用が安い
クレジットカード決済を導入するには、必ずカードの情報を読み取るCAT端末が必要となります。端末を購入すると高額な初期費用が発生します。一方QRコード決済の専用端末もクレジットカードのCAT端末に比べ安価である上、スマホなどのタブレット端末をそのまま決済に用いることも可能です。クレジットカード決済導入に比べればと初期費用が抑えられ、小規模店舗にも導入しやすいと考えられます。
②集客が期待できる/ポイント還元や割引などの特典
QRコード決済のサービスには、利用額に応じたポイント付与、ポイント増額キャンペーンなどを行ってるところがあります。例えば「楽天ペイ」でQRコード決済(アプリ)をすれば楽天スーパーポイントがつき、これらのポイントは全て楽天が負担する為、導入店舗にその分の上乗せをされることはありません。サービスや特典が豊富なQRコード決済を導入しておけば、ポイントを活用したい客を呼び込み、リピーターになってもらえる可能性があります。
③客に直接アプローチ可能/クーポン配信
QRコード決済サービスの中には、店舗を利用したユーザーに店舗独自のクーポンやセールの告知などを配信できるものがあります。例えば、「LINE Pay」では、QRコード決済を利用するユーザーは必ずLINEアカウントを持っているため支払いをきっかけとして友だち申請をしてもらえばメッセージやクーポン、セール告知など配信することが出来ます。
④売上のデータ化/履歴が残る
QRコード決済では購入履歴や売上が自動的にアプリに記録されていきます。リアルタイムの売上管理が可能なので、対策を打ち出しやすくなります。さらにこの機能を活かし月末の集計などの事務作業を減らしことで仕事の効率化を図ることが可能です。
⑤取り扱いの安全性/紛失や盗難の防止
QRコード決済時に登録された情報は、暗号化されてダイレクトにデータシステムに送信されます。店舗の端末には情報が記録されない設計になっている場合が多いので、ユーザーも安心して利用できます。クレジットカード決済のように店員がカードを預かる必要はなく、カード自体に触れる機会はないので、「カード情報を盗みとられた」などのリスクを減らすことにもつながります。
主要QR決済サービス一覧
・d払い
・Alipay(中国)
・WeChat Pay(中国)
など
↓↓↓主要電子マネー一覧もご参考に↓↓↓
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— 株式会社大杉ハウス (@Oosugihouse) December 20, 2018
まとめ
新しい決済方法は、より手軽で簡単なシステムとなっており、今後ユーザーが増えていくのは間違いありません。導入することでポイント還元やデータ収集などで客に働きかけることで集客や対策にも色々活用できるのです。導入費用もクレジットカード決済に比べ手軽になっていますので、店側にも大きなメリットがあります。長所・短所をうまく見極め、集客ツールとしてアイデアの参考にして頂ければと思います。
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