今スナックが見直されている。
世の中に星の数ほどあるスナック。
データでは日本に約5万件とも8万件ともいわれ、コンビニエンスストアよりも数が多いのです。
にもかかわらず、この業界についてよく知る人はあまりいないのではないでしょうか。
古き時代の名残と思われがちですが
今、スナックが見直されひそかなブームとなっているようです。
駅周辺にはスナックの看板が並ぶ雑居ビルもいまだ健在で需要も高く、
今までクラブやキャバクラなどに行っていた人々が、スナックに流れ始めているというのです。
・グループでもひとりでも気軽に行けて、クラブやキャバクラよりリーズナブル。
・軽い食事やおつまみもあり、カラオケを歌える。
そして何といってもお店のママをはじめとする店での会話が醍醐味と言えるでしょう。
・適当にカラオケを歌いお酒を飲み、時には居合わせたお客同士で語り合い盛り上がることもある。
・普段、接点のない人たちと過ごすひとときに癒される。
そんな異空間でもあり、アットホームなスナックの良さを知り、
店を訪れる若者や女性客が増えているというのです。
新時代のスナックが続々とオープン
しかし居酒屋やレストランのようにお店の所在地や料金の情報が分かりづらく
「行きたくても店の情報が分からない」「一見では入りづらい」といった特徴もあり、
どんどんスナックの常連客が高齢化し引退していき
時代の流れやさまざまな影響によって、確かにスナックの数自体は減少傾向ではあるものの、
スナックの特徴である「人と人との距離感が近くアットホームな雰囲気」
「リーズナブルな会計システム」が見直され、
客と同様ママの世代交代も存在する中、新時代のスナックが続々と誕生しているのです。
「ニュースナック」と呼ばれ、20~30代のママと店員の若さが売りの店で、
従来の常連をメインに営業するスタイルではなく
インターネットを上手に使い料金システムを分かりやすく明記するなど
若者らしいツールを駆使し、誰でも気軽に入店できるような工夫で集客をしているのです。
店の情報発信で若者や女性客も。
誰でも気軽に入店しやすいことが解れば、
今までは疎遠となっていた若者や女性でも客としてスナックに訪れるチャンスが増えます。
その背景には昨今のネット利用の拡大により、
facebookやTwitter、InstagramなどのSNSに加え
ホームページやブログ、ポータルサイトなどで
店舗情報、日記、イベントなどの情報を伝えることで
お店に対する親近感や共感を得られるよう工夫されていることにあります。
柔軟な発想を持つ若手のママやオーナーが店の情報を発信するようになってきたことで
それをユーザーがキャッチして来店するという流れが増えているのです。
気になるけれど、得体の知れない店へ冒険するより
店の様子や料金システムが明記され地図で場所も分かりやすい店の方が行く気になります。
客はネットで事前に隅々までチェックし調べてから店を決めることが多いので
料金面は「〇〇〇〇円~」と大雑把に表記するのでなく、
「チャージ料3000円」「ボトル△△が4000円」と分かりやすく表示し客を安心させる事も大切なようです。
その結果、自分のお小遣いでも飲めるスナックに行ってみて
「スナックにも若い子や可愛い子がいる」「ママの話しが面白い」「ひとりでも居心地がいい」と知ることで
また「行ってみようかな」という気になります。
このように「一見さん大歓迎」でリピーターの獲得に繋げるケースが増えているようです。
また男性だけではなく女性にも安全で楽しそうだと認知されれば
店情報やメッセージなどで働きかけることで
今後女性客の獲得も増やしていけると思われます。
今どきの女性はとても行動的で好奇心旺盛、
そして自分のために時間やお金を使うことが上手なので
気に入れば、気軽に、口コミで広めたり
店の情報をSNSで発信してシェアもしてくれたりするのです。
自分らしいスタイルやコンセプト
新しいものをどんどん活用し今どきの方法を模索し時代に合わせ進化していくスタイルもあれば、
「一見さん、お断り」を貫き通し「客が入らなくて店が潰れたら、それは自分の力量だから仕方がない」と
スタイルを貫き通すのもかっこいい。
様々な発想のスタイルやコンセプトで
従来のスナックスタイルとうまく共存しバランスを保ちながら
これからのスナック市場が盛り上がっていけばとても好ましいですね。
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